赤子の鼻詰まり、どうも寝ていると悪化している気がする。
呼吸のたびにズビズビ音が鳴り、時折咳までしている。とはいえ、3時間ぐっすり眠ってくれているので、症状以外は安定しているのが救い。病院の予約を取っておいて本当に良かった。
午前中に早々に受診。
乳児がかかると厄介なRSウイルスなどの検査を受け、すべて陰性。ひとまず安心する。しかし、ただの風邪? では乳児に薬も処方できないため、とりあえず毎日2回、鼻水を吸引するために小児科に通うことになった。毎日2回。毎日2回!?実際聞き直したほど、信じがたい。え、本当に?1回じゃだめ?乳児の感染リスクを避けるためにも、オススメの空いている時間帯は午前は11時、午後は16時だと言われる。大きなマンションの1階にある病院なので、私は「マンションの住人」とでも思われているのかしら。もともとは日曜診察可能な小児科を選んだのだったけれど、家からは結構遠くて車で通わねばならないし、機械式駐車場を利用しているので、車を出すだけでもそれなりに時間がかかる。赤子を抱っこ紐やチャイルドシートにいちいちセットするのも慣れていないので時間がかかる。授乳に格闘し仮眠をとってあっという間に過ぎていく日中に、通院というタスクも加わるとは…。気が遠くなる。
さっそく今日の夕方、またまた病院へ。
鼻水を吸ってもらうためだけの再来院。授乳やおむつ替えを事前に済ませ、肌着のみの赤子に服を着せ、自分の身だしなみも整え…、これを毎日2回やるのかーーー結構キツイ。すっぴんパジャマで過ごしていたい。メイクはマスクで誤魔化せるとはいえ、眉毛くらいは塗っとかないととか思うと色々見過ごしてきた自分の顔のボロボロさに嫌気がさす。
今週は完全に「小児科通い詰めウィーク」になりそうだけど、悪性の病気ではなかったことが何よりだ。不安がひとつ消えたのは大きい。病院の処置もスムーズだし、診察代が無料なのもありがたい(レジで明細をもらったあと、お会計しようとしてずっと待ち続けて不審がられてしまった)。0ヶ月の受診は相当珍しいのか、代わる代わる看護師が訪れ「小さ〜い!可愛い!頑張ってるね!」と声をかけて去っていくのもなんだか微笑ましい。とはいえ帰りの道中に夫と「我々の赤子が可愛いと言われていたが、尊いけれど可愛くはないよな…」と不思議がってはいたのだが。顔の美醜だけを気にする親である。いかがなものか。今なら分かる。顔ではない。小さき者=可愛いという単純な公式なのである。それで十分なのである。
鼻水を吸われているときの赤子の姿があまりにもつらそうで、こちらもつられて泣きそうになる。
大人の私でも震え上がるような細長いチューブを、容赦なく鼻の奥まで突っ込んで吸引するのだから、そりゃギャン泣きする。見ているだけでこちらの鼻もツーンと痛くなる。しかし、吸引中は絶叫しているくせに、終わるとすん…と落ち着き、すぐに眠る。我が子ながらメンタルが強いのか、はたまた単純なのか。
1ヶ月健診を迎える前に、まさかこんなバタバタするとは思わなかった。本来、0ヶ月の赤子は「なるべく外に出さない」が基本のはずなのに、まさかの毎日病院通い。外出させて大丈夫なのか? とまた新しい不安が浮上する。
結局、何をしてもずっと不安なのが育児なのかもしれない。未来の私と通話したい。
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