私は睡眠が好きである。ずっとだらだら寝ていられる。
夢の続きを考えながら二度寝をする。
そのため妊娠中から「産後は寝れない」という噂に戦々恐々としていた。
そこでセルフねんねができるようにいわゆるねんトレ本を数冊購入し
我が子には一日でも早く長時間睡眠を習得してもらおうと試みた。
もっとも我が家に響いたのはフランス式のねんトレである。
育休が短い欧米式の“当たり前”の考え方が純ジャパの私には新鮮でかつ
親側に努力を求めてこない点がとても心地よかった。
ねんねトレーニングは子ども側はもちろんだが、
実際は泣いている子どもを放置できるかという親側のメンタルトレーニングに近い。
産後すぐは子どもを泣かせっぱなしにするのは
なにかしら授乳やおむつなどの対応が悪いからかもしれないと不安にかられるし、
泣き声を聞き続けていると罪悪感が募って可哀想に思えてくる。
とりあえず抱き上げて泣き止ませてしまいたい。
そこをこらえて時間を計りながら放置する。
そうして我が家ではお家に迎えてすぐ
18時の沐浴後は暗い部屋にぶちこんで放置した。
1週間ほどはぐずったものの、そこにスワドルを追加したことで
完全に寝かしつけの儀式は不要となり泣くこともなくスンと寝るようになった。
以降は授乳間隔と共に起きていたが、
2ヶ月前後で沐浴後だけ授乳間隔が5時間6時間と空くようになり、
2ヶ月半で8時間9時間眠るようになった。
だが問題は“沐浴後”から長時間眠るようになったことである。
18時に沐浴後、たとえ9時間眠ってくれても深夜3時に泣き始めることになる。
夜は自由の時間だが、肝心の睡眠時間を阻害する。
そこで安定的にミルクを200ml飲めるようになったタイミングで
強制的に23時にも授乳し以降は7時までは放置してみた。
最初の2日は4時や5時にミルク泣きをし根負けして授乳したが、
3日目以降はストンと眠り続けるようになり安定的に6時〜7時に起きるようになった。
そして遂にあと1週間で3ヶ月というタイミングで
沐浴後から朝までずっと眠ってくれるようになった。
狙ったわけではなく、私が寝落ちして23時のミルクをすっぽかしたからなのだが
泣きもせず朝までぐっすりであった。
なーんだそれで良かったの?と気力が抜けた。
授乳1回分がなくなるため1日のミルク総量が若干減ってしまうのだが、
よく飲んでいるし体重も多い方なのでまあいいのかしら。
次回の健診の時に聞いてみることとし、まずは夜の自由を盛大に祝いたい。
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