今更ながら育休中の私がChatGPTにハマった話(育児エッセイ編)

趣味話

「そういえば、この本もChatGPTを使って書いたらしいし、試しに文章を書かせてみようかな?」

なんとなく、今日あったことをChatGPTに投げてみた。

育児のエッセイを書きたい。以下のトピックから500文字程度のエッセイを書いてください。
・トイレに行くとハイハイでついてきて、ドアの前で泣いている姿がかわいい
・つかみ食べに苦戦。朝から子供の体が納豆まみれになってげんなり。
・絵本をあげてみるも、よだれまみれになる
なお、語り口である「私」は女性31歳で0才児9ヶ月の男の子を育休中。子どもはもともと好きではなく、人生の過程において出産を経験してみたくらいの熱量。初めての育児で慣れないことも多い。

すると、びっくり!

「なんかいい感じにリライトされて返ってきた!」

テンションが上がると同時に、思ったより500文字って短いな…と感じ、もう少しボリュームを増やすように指示。

文字数を1000文字に増やして、以下の内容も含めてみてください。
・トイレに行くとハイハイでついてきて、ドアの前で泣いている姿がかわいい
・つかみ食べに苦戦。朝から子供の体が納豆まみれになってげんなり。
・絵本をあげてみるも、よだれまみれになる
・なかなか寝つけずにガチ泣きしたので暗い部屋で抱っこして子守唄を歌いながら落ち着かせる。けどベッドに戻したら結局また泣いてしまったので最後は諦めて放置。

今度はどうだろうか。

「育児の洗礼」

トイレに行くたびに、息子がハイハイで猛スピードでついてくる。ドアを閉めた瞬間、「うわぁぁぁ!」と泣き叫ぶ声が響く。まるでこの世の終わりかのように、ドアの前で号泣しているのだ。ほんの数分、いや数十秒のことなのに、彼にとっては私がどこかへ消えてしまうくらいの大事件らしい。

ドアの隙間からそっと覗くと、涙をためた大きな目でこちらを見つめ、顔がパッと明るくなる。その表情がかわいくて、申し訳ないような、でもちょっと嬉しいような気持ちになる。「こんなに求められることって、大人になったらないよなぁ」とぼんやり考えながらも、せめてトイレくらいはゆっくり入りたいと切実に思う。

そんな息子も、最近はつかみ食べを始めた。初日は「自分で食べるなんて成長したな」と感慨深かったのも束の間、朝から納豆まみれのカオスに直面した。手も顔も髪の毛までもがネバネバになり、気づけば椅子や床、私の服にまで被害が及んでいる。食事のあとは、掃除とお風呂のダブルパンチ。朝からげんなりするけれど、「食べるのは大事なこと」と自分に言い聞かせながら片付ける。

「食育も大事だけど、そろそろ知育も?」と思い、絵本を渡してみた。しかし、ページをめくるどころか、ひたすらかじる。数分後には表紙がよだれでテカテカに光り、中のページはふにゃふにゃ。こんな状態でちゃんと読める日は来るのだろうか、と不安になる。でも、かじるのも成長の証らしい。成長とは、親の想像を超えてくるものなのだとしみじみ思う。

そして、一日の終わりには寝かしつけという試練が待っている。なかなか寝付かず、ついにはガチ泣き。仕方なく暗い部屋で抱っこしながら子守唄を歌って落ち着かせる。ようやく寝息が聞こえたので、そっとベッドに置く。だが、次の瞬間、パチッと目を開け、また泣き出した。「え、今絶対寝てたよね?」と思うも、泣き声は止まらない。もう抱っこする気力もなくなり、最後は諦めて放置。しばらくして、ふと気づくと泣き声が止んでいる。寝たのだろうか。息を潜めて覗くと、寝返りを打ちながらすやすや眠っていた。

「今日もなんとか乗り切ったな」とため息をつきつつ、自分の布団に入る。育児は予想以上に大変だけれど、こういう日々の積み重ねが、きっと何かに繋がっていくのだろう。そう思いながら、私も深い眠りに落ちていった。

「おお〜それっぽい、それっぽい!」

とはいえ、若干事実と違うところや(トイレのドアの隙間から覗いてはいないし、納豆は私の服についていないし、寝かせつけ後にすぐ自分の布団に入っていない)、思ってもいないことが書かれていたりもする。まあでもただのメモからこれだけ文章を膨らませてくれるのは凄い。間違っているところや自分の考えや感情と相違があるところだけを調整すれば、普通に作品になりそう。

「…ということは、出産や育児初期に書いていたあの日記をここに打ち込めば、憧れの育児エッセイができるのでは?」

育休の記録が、素敵なエッセイとして残る…!それってめちゃくちゃ良くない?と一気にモチベーションが上がる。何しろ私自身がこの育休中、ただただ共感を求めて育児漫画や育児エッセイを読み漁ってきた。同じとは言わないが、似たようなことが私にもできるなんて…!と気分はプリンセスの仮装をする女児である。あるいはアイドルと同じスリッパを使うオタク精神にも近い。

そこでふと思い出す。

「あ、そういえば育休中になんかやろうと思ってブログを立ち上げてたんだったな…」

すっかり放置していたコレ。当初は「社会復帰が鬱だし、ブロガーで稼いで家でまったりしたい」なんてちゃんちゃら夢見た妄想をしていたっけ。どうせならそのブログにエッセイを載せよう。今は収入とかどうでもいい。とにかく作り込んでみたい!そしていつかどこかにいる「自宅安静で超暇してるけど壮絶不安で仕方ないし夜が眠れなくなってきた妊婦」の暇つぶしと安堵の材料になってほしい…!

このモチベーションの方が楽しいし、きっと続くはず。行く行くはアフィリエイトを狙って育児グッズのレビューとか…いや、それはもうちょっと勉強してからにしよう。

そんなこんなで、過去の日記を引っ張り出しつつ、過去の自分の奮闘を褒め称えながら、せこせことエッセイもどきを書き溜めているのであった。

本当は、赤子を見守るだけの日中の暇な時間帯を使い倒したい。でも、今はハイハイが始まったせいで、日中の自由時間は完全に消失した。机でPCを触っていたらよじ登られ叩かれ、床でPCを触ったらかじられるしよだれで濡れる。見えない場所に避難すれば、怒りの雄叫びと涙ボロボロの号泣である。さすがに罪悪感が湧くし、私の育休モットーは8時〜19時(昼休憩2〜3H)は保育士となること。ということで、希少なお昼寝時間と、夜寝る前のわずかな時間が執筆タイムである。

「これ、いつまで続くかな…?」

何を隠そう私は、明日には挫折してもおかしくないくらいには突発的で、飽きっぽく、めんどくさがりで、ダラダラするのが大好きだ。何かを継続した試しがない。

「…ま、続けばラッキーってことで!」

そんな軽い気持ちで、今日もエッセイを書き続けているのだった。

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