夜勤2日目。連続である。
ちょうど泣き止ませて30分後、自分がうとうとしてきた瞬間に泣き始めるのがキツイ。ミルクを3時間間隔なんて夢のまた夢。だって結局、原因はミルクじゃん!? おむつも爆発してるし、泣きのコンボ技に翻弄される。お願いだから先におむつを変えさせてくれ。
「ただの寝言かもしれないからまずは3分放置するといい」というネタも仕入れたが、今の私には無理。泣き止ませたい。この泣き声、まるで「お前の世話が下手くそなんだ」と突きつけられているようで、精神に刺さる。
散々寝れなかったけど、朝の仮眠は短めで起床。そして寝起きからカップラーメンをすする。暴食にもほどがあるが、深夜テンションのノリである。限界の片鱗を感じる。
案の定、午後は昼寝。しかも赤子の泣き声にも気づかず爆睡。母体としての機能が働いていない気がして、不安が募る。夫がいるからなんとかなっているだけで、あと2週間で昼も夜もワンオペになるが、大丈夫か私、やっていけるか?
あぁ、なぜ赤子は泣いているのだろう…。
今日も今日とて授乳がうまくいかない。
乳頭吸引器を試したものの、「泣き始める→吸引器で乳首を突起化→授乳クッション装着→赤子を抱いてセット」という一連の流れが全然スムーズにいかない。ギャン泣きをBGMに悠長にやっていられず、ちょっともたつくだけで焦りとイライラが爆発する。
しかも、この吸引器がどうも気に入らない。スポイトで乳首を吸うだけのシンプルな構造なのに、エロにしか見えない。どう考えても昼間の明るいリビングで赤子を抱えながら自慰しているようにしか思えず、精神的に相性が悪すぎる。そんなわけで、授乳の姿は絶対に夫には見せないことにしている。完全に「鶴の恩返し」状態。ただし覗き見してもそこには滑稽な女と泣き叫ぶ赤子がいるだけである。
最近の私は授乳用の服を着ているにも関わらず、胸にかかるちょっとした布ですら邪魔で、赤子が泣き始めたらさっそうと脱いでパンツ一丁となり、授乳クッションを浮き輪のごとく巻きつけて授乳を試みるようになった。野性味あふれる姿である。聖母とは程遠い。辛い、辛すぎる。先日相談したばかりであるが、1ヶ月待たずに地域支援の助産師さんに1000円払って授乳指導を受けるべきか、真剣に悩む。
そんな中、ついにスワドルデビュー。これが大当たり。赤子がぐっすり眠る。
深夜も引き続きこの調子で頼むぞ!と念じつつ今夜の夜勤は夫の番。豹変した赤子の威力を存分に味わうがいい…と、若干ほくそ笑む私であった。
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