あれだけ痛かった股が、なぜか急に回復傾向にある。
抜糸を覚悟していたのに、まさかの自然治癒コース突入か?病院に相談するべきか迷うけど、痛くないならまあいいか、というあっさり適当な結論に至る。
今日から夜はワンオペ育児制度を導入。
夜勤交代制で、夫と私それぞれの疲労とストレスを分散させる作戦である。というわけで、私は朝寝をガッツリ。体力を戻さないことには、赤子との闘いに勝てない。
午後、貧血の回復具合を確認するため病院へ。
赤子を連れて行くわけにもいかないので、夫に託して一人でタクシーに乗る。久々の自由時間、とはいえ体がボロボロすぎて全然自由な感じがしない。総合病院は広い。献血する場所と診察場所がまるで地球の裏側レベルで遠い。産後の体力のなさを甘く見ていた私は、院内を牛歩スピードで移動しながら、各科の前に置いてあるベンチでこまめに小休止。もはや登山か?通り過ぎる人々、検査する人、出会う人みんなに心配される。私、そんなに弱って見えるのか?しかし、肝心の貧血数値は正常値に改善!やったー!と意気揚々と(ゼーハー言いながら)薬局へ。痛み止めや漢方を受け取るついでに、隣のローソンで爆買い。
久しぶりの一人外出でテンションが上がってしまった。
春の陽気が心地よく、こんなに気持ちのいい日に、こんなに体がしんどい。でも、今のこの体は私だけのものだし、この時間は私だけのもの。久しぶりに自由を感じて、じんわり嬉しくなる。
しかし、帰宅してその幸福感は一瞬で吹っ飛ぶ。
赤子が爆発的な便をしていた。おののく。今まで1日8回ちょびちょびとしていたのに、今日はたった2回。けれど爆発的な量。これは病気か?便秘なのか?正常なのか?泣き方も妙に違う気がする。というか気が狂ったように泣く姿が異常に見える。心配になる。この子、大丈夫なのか?そもそも私の育児、ちゃんと合ってるのか?
そんな疑問を抱えつつも、今夜は夫が夜勤育児。心配事を全て押し付けて私は明日のために寝なければいけない。赤子の泣き声が聞こえたとしても。
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